北欧家具とライブラリのある家

松山市紅葉町

「ずっと大切にしてきた家具を生かせる、そんな家に」という想いを受け止めて導き出したのは、それぞれの居場所とみんなの居場所。それが有機的につながり、お互いの気配を感じながら暮らせる家。家の各所につくられた心地よい場所には、それぞれのスペースに見合った座り心地の良い椅子が置かれている。

光が差し込むリビングには、ブルーノ・マットソンがデザインしたソファ。奈良県の「鹿の舟」からインスパイアされた図書スペースには、アルヴァ・アアルトのベンチ。フィンランドの彼の自邸を訪ねたさいに心を惹きつけたそのベンチは、吹抜けから淡い光が差し込む空間で豊かな読書のひとときを演出する。家具のほとんどは、長く愛用してきたものばかり。その一つひとつにそそがれてきた愛情に目を向けて丁寧に作られた家は、リネンのような心地よさで家族を包み込んでいる。